―2023年、大好評のうちに幕を閉じた「加加阿の旅」。こちらのイベントに参加された3人にお集まりいただきました。「加加阿の旅」とはどんなイベントで、皆さんはどのように関わっていたのか教えていただけますでしょうか。
小寺:イベントの会場となった加加阿365祇園店はマールブランシュのショコラトリーです。チョコレートのお店ですから、一番のかき入れ時であるバレンタインの時期にお客様に店舗の魅力を訴求したいと思っていました。そこで、2023年のバレンタイン前に営業部で「加加阿の旅」というイベントを立ち上げたのです。私はグループ長として加加阿365祇園店を管轄しており、イベントの運営に携わりました。そんな「加加阿の旅」というイベントを開催するにあたって各店舗から参加者を公募したところ、辻井さん、越智さんを始めとするスタッフが集まってくれたんですよね。
辻井:はい。私は当時、京都北山本店におりまして、喫茶を担当していたこともあって店長から「知見を広げるために参加してみては?」とお声掛けいただきました。ただ、正直なところ、最初は不安もありまして。というのも、加加阿365祇園店はもともとお茶屋さんを改装してお店にしており、一階が店舗で二階には普段は使っていない特別な客間があるんです。今回イベントを開催するのはその特別な客間なので、作法や所作の美しさが求められると思い、経験の浅い自分にできるだろうかと思ってしまいました。それでも、結果として学ぶことが多くて、背中を押してくださった店長や、受け入れてくださった小寺さんに深く感謝しています。
越智:私も辻井さんと同じで、当時の店長からイベントについて教えていただきました。普段は店頭で物販をしていたので、喫茶という新しい接客を経験してみたいなと思って、参加を決意しました。イベントの内容としては、ウェルカムドリンクから始まり、最初のチョコレートにはこの紅茶、次のデザートにはこの紅茶といったように、それぞれのデザートに合わせたペアリングティーをお出しするスイーツコースを楽しんでいただくものになっていました。加加阿365祇園店というお店のことや、イベントで提供するお菓子のことなどの知識がほとんどなかったので、お客様にきちんと説明ができるだろうかという心配はありましたが、先輩方に支えられながら一から勉強して乗り越えることができました。
小寺:本当にプレミアムなイベントなので、ご参加いただくのは1日にペア3組の6名様のみです。1日1時間半程度のイベントを1月下旬から2月初旬にかけて5回実施しました。定員も限られているので、ご参加いただくのはマールブランシュのジョイフルバトン会員様限定。さらに、ご応募いただいたなかから抽選で選ばせていただきました。想像を超える数のご応募をいただき、ファンになってくださっているお客様の多さと想いの強さを改めて実感しましたね。